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2007 年01 月14 日

左義長祭

明日は1月15日。小正月です。地方により異なりますが小正月までを松の内と言い、この日で正月が明けるわけです。小正月の神事に「左義長」があります。
左義長の起源は平安時代の宮中行事に求められます。小正月に平安時代の宮中清涼殿の東庭で青竹を束ねて立て毬杖三本を結び、その上に扇子や短冊などを添えて焼いたという行事があり、その年の吉凶などを占ったようです。毬杖(ぎっちょう)三本を結ぶことから三毬杖(さぎちょう)と呼ばれ、これが民間に伝わり、現在の形になったとされます。「毬杖」とは木の杖で木製の毬を相手陣に打ち込む平安時代の遊びです。(古の日本版ホッケー?)ここに言う毬杖はその杖の事です。

古神符納箱



そんな事は良いとして、ここ数日は左義長でお炊き上げする古い御札や御守、正月飾りなどが神社に持ち込まれております。社頭に箱を置いて納めて頂いておりますが、近年は持ち込まれるものの中に???の物が納められており困っております。
本来は御札、御守、注連飾り等をお炊き上げするための神事ですが、お正月に飾ったと思われる鏡餅(と言ってもスーパーで売っている中が切り餅のやつ)の空き箱!(これば確実にゴミ!です。)や何かの熨斗紙!!・・・この辺はまだ燃えますが、中には厳重にビニール袋に入れられた古いお札と共に神社から発行した暦や冊子に到るまで何から何まで・・・同じくビニール袋に入れられた神棚や付属品・・・しかもその中にはどう考えても燃えるわけの無い土器や水器や瓶子がごちゃ混ぜになっております(ーー;)・・・少なくとも燃えないと判断されるものは別けておくなり社務所に断わりを入れてもらわないと・・・・・。今日は若干時間がありましたのである程度は仕分けしましたが・・・。左義長はゴミ焼却ではありません!お炊き上げにお持ちになる方にはしっかりと判断して頂きませんと!!!
焼納できません!



燃えない物とゴミです。

投稿者:葉二(はふたつ)
at 23 :34| 神社のお仕事 | コメント(2 ) | トラックバック(0 )

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◆この記事へのコメント:

◆コメント

大変ですね。
白山ひめ神社では、氏子が事前に選別し燃えないゴミ、生ゴミ
プラスチック(ダイオキシンなど公害)などは受け取り拒否です
左義長の積み上げも氏子が行うので勝手に捨てられないように
なっていました。

投稿者: ショーボー : at 2007 /01 /29 09 :04

◆コメント

>ショーボー様
コメントありがとうございます。
当方でも当日は氏子総代に協力頂いて、不燃のものは別けたり持ち帰ってもらったりしておりますが、前日までに持って来られた物については、拝殿前に置いてある古神符納め箱に納めて行かれます。一日中その前に付いているわけもいかず・・・。来年は区分用の箱も設けようと思います。・・・ホントは持ち帰って欲しいけど・・・・・

投稿者: kan-nushi URL at 2007 /01 /29 23 :02

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